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ステイホーム

新型コロナウィルス感染拡大防止のため2020年4月7日から5月6日まで出されていた緊急事態宣言が5月31日まで延長されることになりました。この宣言が出されてから不要不急の外出を控えるようにとのキャンペーンが展開され、テレワーク中心の勤務形態に移行することが推奨されました。

5月の連休期間中のステイホームが推奨されましたので、例年ならば行楽地に出かけたり、実家に親の顔を見に行ったりしていたのをとりやめ、家にじっとしておりました。

活動的な人ならば、きっとイライラした連休を過ごしていたのでしょうが、朝ゆっくり寝れる、夜更かしができる、という単純な楽しみと、YouTubeを飽きもせず見続けるという至福に浸っておりました。

1 量子コンピュータ授業 #8 量子コンピュータの歴史
2 世界の奇書をゆっくり解説
3 【非株式会社いつかやる】による古代ギリシャ、古代ローマの戦い
4 中田敦彦のYouTube大学
5 【予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」】によるabc予想を理解する
6 岡田斗司夫ゼミ

「サピエンス全史」は読みたいと思いつつなんとなく読む機会を後回しにしていた本なのですが、中田敦彦のYouTube大学と、岡田斗司夫ゼミで、それぞれ取り上げていましたので興味深く視聴しました。

また、岡田斗司夫ゼミでは「ホモ・デウス」についても言及しておりましたので、ここも興味深く拝聴しました。

岡田斗司夫ゼミとファーストマン

岡田斗司夫ゼミでファーストマンの映画について評論していました。
映画自体の評判はイマイチで、公開の第一週目から8位だったとか。

すでに映画はなくBDで観ましたが、血沸き肉躍る冒険ものではないことは確かです。
人類で最初に月面に第一歩を記したという華々しい偉業を達成したひとの映像にもかかわらず、非常に重い映画です。

ニール・アームストロングという英雄の活躍を期待していた観客にとっては期待外れでだったので不人気なのはわかります。それにしても、偉人の映画なのに何でここまで「重くて分かりにくくてつまらないのだ」と思っていました。

これはエンターテイメント作品ではなく文芸作品だから、多くの観客の期待外れだったのではないのかということに思い至りました。

エンターテイメントは、感動や、笑いを私たちに与えます。しかし、文芸は私たちが作品を通して悟らないといけないのです。

ストリートピアノ

5月の月末の土日は、YouTubeをひたすら聴いていましたよ(YouTubeなのに「聴く」とはこれ如何に?)。ストリートピアノの動画を観ていたのでした。駅ピアノとか空港ピアノという番組をNHKBSで放送しているのを知っていたので、そのつもりで視聴し始めたのですが、ちょっと様子が違いました。

YouTubeにアップする演奏者は、プロのピアニストでありYouTuberでした。東京都庁や京都駅、品川駅、川崎駅などにふらっと訪れて、そこに設置してある「ご自由に弾いてください」ピアノを1~数曲演奏して、その様子をYouTubeにアップするのです。演奏者の方々はそれぞれ専用のチャンネルを持っています。

よみぃチャンネル」を持っている よみぃ 氏のストリートピアノ演奏動画を見続けていました。演奏の曲目は、多くの人が聴いたことがあり、見栄えがして超絶技巧を披露できるものに偏りがちですが、そこは大衆が欲する曲目です。

1 千本桜

2 情熱大陸

3 only my railgun

4 紅蓮華

5 Lemon

6 パプリカ

7 残酷な天使のテーゼ

ピアニストとしてよみぃ氏のようにYouTubeにストリートピアノの演奏をアップしている方は他にも大勢いました。
あさぴ/ふみくん/光揮/ハラミちゃん/・・・
皆さん超絶にうまい。このような曲を道端で聴けるなんてラッキーですね。

ストリートピアノは誰でも気軽に音楽に触れるひとつの形態として多くの方のボランティア精神によって成立していると思います。だから、前述の超絶技巧のピアニストが弾いたあとでも臆せずに「ねこ踏んじゃった」や「かえるの歌」を堂々と弾ける文化が成熟しなければならないと思います。音楽は万人のものですから。

様々な人のストリートピアノを弾く動画を観ました。バリバリのクラシック系の方が弾くストリートピアノはそれはそれは魅力的です。その動画のコメントも絶賛の嵐なのですが、気になるのは他のストリートピアノを弾く方々を下げる意見が多数あることです。他者を酷評するスタンスは美しいものに感動したものとは対極の位置にあります。

皆が皆、クラシックを聴きたいのではなく、好きなアニメの音楽を聴きたい、好きなゲームのBGMを聴きたいわけなのです。スとリートピアノは大衆音楽なのです。ストリートピアノで人気のある方々はアイドルなのです。

声楽家がアイドルの歌を酷評しますか?しません。そういうジャンルだと理解しているからです。

ピアノは(そしてオルガンも含んで)日本の家庭にある楽器の中で一番多い楽器だと思います。ですが今まで子供のときにだけ弾いていたけれど大人になったら弾かなくなってしまった人が大多数だと思います。

その人たちも含めて、「ピアノっていいなぁ」と改めて思い、「弾いてみたいなぁ」という行動を起こさせる動機をつくったのも「ストリートピアノの動画」だと思うのです。

なにげに動画をサーフィンしていたら

「【ゆっくり兵器解説】自衛隊装備講座第九回 ~74式戦車~」
https://www.youtube.com/watch?v=46PiZ9MtIKI
があったので、まったり眺めていたら、「射撃管制装置は当時としては画期的なもので、レーザー測距儀と弾道コンピュータによって正確な射撃が可能になったよ」というくだりがありました。

”弾道コンピュータ”が気になり、
「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」
https://bit.ly/3ec6NR8
で調べてみると
【項目「火力」の一部】
「旧防衛庁『仮制式要綱 74式戦車 XD9002』によれば、砲塔及び戦車砲の動力制御の最高速度は砲塔の旋回速度が約24度/秒、戦車砲の仰俯角速度が約4度/秒となっている。戦車砲の発射速度は初弾が概略照準後(レーザー測距による照準を完了した状態)3秒、次弾は初弾発射後4秒となっている。
射撃の際はルビー・レーザーによるレーザー測距儀とアナログ式弾道計算コンピューターを用いる。また、STB-1にはパッシブ式暗視装置が装備されていたが、コスト面からSTB-2以降では廃止され[8]、アクティブ近赤外線式の暗視装置を備えることで、夜間射撃を可能としている。」

アナログ式弾道計算コンピュータ??
念のため、他のサイトも調べてみました。

https://www.jiji.com/jc/v2?id=20090924jgsdf_arms_11

この中の一文を抜粋すると「74式戦車は、レーザー測遠機で目標との距離を割り出し、砲弾の性能や気象条件などの諸元を計算機に入力して弾道を計算、主砲も油圧式ではなく電動で制御する射撃統制装置(FCS)を備えていた。(中略)74式のFCSに盛り込まれた技術は、制式化当時の世界最高レベルだったが、現在の技術水準に比べればレーザー測遠機の誤差は大きく、弾道計算機もアナログ式だった。」

近代的なディジタルコンピュータの開発を急激に推し進めた原動力は戦争でした。用途は「暗号解析」と「弾道計算」です。第2次世界大戦末期から開発された初期のディジタルコンピュータは非常に大きく、ビルのワンフロアを占有していたといいます。これがやがてビジネス用途に量産されるようになり、大きな会社や大学、研究所に導入されました。

それでもコンピュータといえば「巨大なもの」と相場が決まっていて、この貴重な資産は皆でシェアして使うというのが常識でした。ですから、計算用のプログラム入力はパンチカード(紙)によるもので、このパンチカード一式を受付に提出して、計算が終了したらプリントアウトされた用紙を返されるというものでした。

このディジタルコンピュータの小型化を一気に促進させたのがアメリカの宇宙開発、特にアポロ計画です。3人乗りとはいいながら決して大きくない司令船カプセルや、2人乗りで極限まで重量が削減された月着陸船に航行用のコンピュータを搭載するためです。

このような時代と被っているのが74式戦車の開発時期です。ゆえに、この74式戦車に射撃用の弾道計算機が搭載されているとなれば、疑いもなくディジタルコンピュータであると思いこんでいたのです。

ネット検索で、「74式戦車のアナログ式弾道コンピュータ」について探ろうとしましたが、上記記事以上の優れた情報には出会えず、ネットの限界に阻まれました。

「GoTo」が無くなって・・・

連休ではありますが、不要不急の外出はせず、家にじっとしております。

さて・・・ネットに74TKのアナログ弾道コンピュータの情報がなければ、「アナログコンピュータ」と「弾道方程式」を検索して、合体するのはどうでしょうか。

アナログな計算機といっても計算尺ではなくて、電子回路で組み上げられたアナログコンピュータを考えます。
電子回路で演算を行うには、演算増幅回路を使います。かつては真空管で回路組み上げた時代、トランジスタで回路を組み上げた時代がありましたが、今は「オペアンプ」(Operational amplifier)としてICパッケージで売っています。(テキサスインスツルメントTL081で80円/1個くらい)

世界で最初のICオペアンプは、フェアチャイルドセミコンダクター が1963年に発表した µA702 ですが、非常に高い販売価格 ($300/1 個) でした。この頃は固定相場制:1ドル=360円の時代でしたから、日本円にして108,000円/1個です。当時のサラリーマンの平均月収は25,234円でしたから、その値段の高さに驚きです。

ICオペアンプの価格は1970年に2ドル(=720円)を切り応用範囲が格段に拡がります(当時のサラリーマンの平均月収は58,400円)。74TK開発の最終段階の頃ですが、コンピュータを小型化するには必要不可欠な部品ですので、積極的に取り入れたのではないかと思います。

74TKのアナログ弾道コンピュータは、ICオペアンプをベースに製作されていた、と推測します。

「弾道方程式」で検索してもなかなか良いウェブサイトに出会えないので「運動方程式」で検索することとしました。

多くのウェブサイトに掲載されている運動方程式は、投射される物体は「球」が前提です。また、運動方程式は時間経過に基づいたx座標とy座標を表示するタイプのものです。

空気抵抗を加味した方程式もありました。しかし、当然ながら「砲弾」という独特な形状が空気抵抗に与える影響や、飛翔を安定させるために「砲弾」の長軸周りに回転させる影響については反映できません。

74TKのアナログ弾道コンピュータを明らかにしようとする試みは頓挫しました。

ただ、運動方程式の解法をアナログコンピュータで行っている動画はありました。

この動画を含めたアナログコンピュータに関わるサイトを参考にして、運動方程式を解くアナログコンピュータについて考えてみたいと思います。

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