誰でも失敗したことをあれこれ言われるのは好きではありません。ましてや、その証拠をいつまでも晒されたくはありません。
それ以前に、失敗を失敗と認めたくない、という心理があります。他人からとやかく言われるのは惨めです。だれでも成功を誉めそやしてほしいのです。ましてや、失敗を恥と思うと、失敗を積極的に公に曝したくありません。
でも、否応なしに失敗を公に曝され続けて、しかも極限のピンチを切り抜けた貴重な教訓があります。すべて記録が残されています。すばらしい宝です。
アポロ13号は本来の任務は達成できなかったので失敗です。しかし、宇宙飛行士の生命の危機を克服して、月の周回軌道から無事に地球に帰還させたあらゆる行動は、人類の至宝としていつまでも語り継いでいかなくてはならないものだと思います。
当事者がまだ生きているうちに映像に残せて良かった。文字の記録として残すことも大事ですが、映像として本人たちが語っているというのも非常に重要です。
コントロールルームの機器や、アポロ宇宙船に搭載されているコンピュータは今から見るとiphoneの機能より劣っているかもしれないけれど、その前で困難に立ち向かっている人たちは、できうる最善を尽くしました。
フライトディレクター:ジーン・クランツ
「落ち着け 問題を解決するぞ 推測でこれ以上状況を悪くするな」
「ミッションコントロールの基本的な考え方は、まず第1に、問題が発生したときには、考える時間を稼げる方向を選べ。第2に、もしこのあと状況が悪化したとしても、できるだけ多くの選択肢が残る方向に動け、なんです。」
・・・珠玉のことばに溢れています。何度観ても学ぶことが尽きません。
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2022年5月12日に、私たちが所属する天の川銀河の中心にあるとされているブラックホール「いて座A*(いてざエースター)」の撮影に成功したとの発表がありました。
米国東部時間1969年7月20日午後4時18分、日本時間1969年7月21日午前5時18分にアポロ11号の月着陸船イーグルは静の海に着陸しました。
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