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広辞苑を3倍楽しむ【その2】

 

映画「舟を編む」は何度観ても飽きません。ですので、書店でこの本を見たとき思わず買ってしまいました。

 

科学に関わる著名人が広辞苑第7版(2018年1月刊行)から選んだ言葉をネタに書いたエッセイ集です。「広辞苑から選んだ言葉+それをネタにした科学エッセイ+カラー写真」で見開き2ページを構成しています。オールカラーなので目でも楽しむことができます。

 

50語が収録されています。この中で気になったのは「スノーボールアース」と「年縞」です。いずれも地球史に関係する言葉です。

 

スノーボール・アースはソフトな表現で、日本語では全球凍結。

 

理論的には全球凍結の方が知られていたらしいのですが、スノーボール・アースのネーミングで一気にメジャーになったようです。

 

22億2千万年前、7億年前、6億5千万年前にあったらしい。

 

年縞が地質時代の世界標準目盛りの一部に採用されたのは福井県若狭湾岸の近くにある水月湖です。

 

7万年分の季節の移り変わりが湖底に降り積もり保存されているそうです。

 

 

 

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