教養悪口作家の堀元見氏の2冊目の著書です。
この1冊を読めばビジネス書を100冊買わなくても読んだ気にさせてくれる優れものです。私はビジネス書の類は、あのナポレオン・ヒル氏の「思考は現実化する」さえも読んだことがなかったので、お得感半端ないです。
この本のあとがき近くに「AmazonのレビューやSNSでの阿鼻叫喚や、本書が書店のビジネス書の棚に並ぶのも含めて、初めて作品として完成するはずだ。」と書いてあるので、早速Amazonレビューを確認してみました。
すると著者の予想とは裏腹に高評価です。低評価を付けたレビューを読んでも、著者の意図を汲んで低評価を付けることで本書の現代アートとしての位置づけを完成させる手助けをしているように読めました。
この本に高評価を付けた読者は、著者の期待を裏切ることで喜んでいる堀元教の信者ではなかろうかと予想しました。裏切ることでこの本は売れるからです。
あるいは、高評価を付けることも著者にとって、あるいは出版社にとって想定のうちだったのかもしれません。
いずれにしろ、世の中は矛盾に満ちていてことをあらためて認識させられる良書であるとともに、サンプル1の成功例を「あなたも同じことをすれば必ず成功する」という法則で括ってしまう危うさを教えてくれるのです。
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教養悪口作家の堀元見氏の2冊目の著書です。この1冊を読めばビジネス書を100冊買わなくてもよくなる優れものです。私はビジネス書の類は、あのナポレオン・ヒル氏の「思考は現実化する」さえも読んだことがなかったので、お得感半端ないです。
教養悪口作家の堀元見氏によるディスって教養を身に付ける本です。 この中の一番のお気に入りは「ネルソン提督のようですね」。悪口には聞こえませんね~。むしろ誉め言葉のようですが。
月面基地を建設し、木星の衛星ガニメデまでは科学調査団を派遣して長期に調査活動ができるくらいに科学技術が発達した人類の話。 死亡推定時期が5万年前という死体が月面で発見されるという謎が人類に突き付けられた。 国連宇宙軍を後ろ盾に原子物理学者のハントと生物学者のダンチェッカーの二人を中心として、謎が次々に解明されていく。舞台は、地球、月そして木星の衛星ガニメデ。
素直に感動したいのなら、四の五の言わずに読んでください。クリスマスという1年のうちのたった1日しか奇跡が起きないのなら、それは偶然です。その日から毎日奇跡が起こるなら、それは奇跡です。
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アポロ13号は本来の任務は達成できなかったので失敗です。しかし、宇宙飛行士の生命の危機を克服して、月の周回軌道から無事に地球に帰還させたあらゆる行動は、人類の至宝としていつまでも語り継いでいかなくてはならないものだと思います。