ニュートンが発見したのは万有引力の法則、アインシュタインが発見したのは重力方程式。
引力と重力の違いとは?
引力は
「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」
力のこと。
(ウィキペディアから引用)
重力とは
「地球上で物体が地面に近寄っていく現象や、それを引き起こすとされる「力」のこと、
または人々が日々、物を持った時に感じているいわゆる「重さ」を作り出す原因のこと、
または物体が他の物体に引きよせられる現象のこと、
またはその物体の質量によって生じる時空の歪みが他の物体を引き寄せる作用のこと、
または宇宙論などの領域では万有引力と同一として扱われることがある」
力のこと。
(ウィキペディアから引用)
ニュートンもアインシュタインも同じものを発見したのに別の呼び方で扱われているのです。
ニュートンは引力(重力)の伝わる速度は無限大と考えていました。
ですから、宇宙のいたるところで「今」という瞬間は共有できるのです。
アインシュタインは、観測する立場が異なっても光速度は一定という前提から、空間も時間も相対的だということを発見しました。
「今」という瞬間は、観測する立場で異なるというのです。
ビッグニュース。
重力波が観測された!
最初は「2つのブラックホールの合体」、次は「2つの中性子星の合体」で生じた重力波の観測でした。
とてつもなく微小な空間の歪を観測するために、
直角に交わった全長約3~4kmの空洞が必要で、
そこを往復する強力なレーザー光が必要で、
超絶な精度をもつ鏡が必要で、
それら一式で「重力波望遠鏡」と呼ばれています。
さらにビッグニュース。
ブラックホールの直接観測に成功!
地球上に点在する電波望遠鏡で得られるデータを合成して地球規模の大きさの仮想電波望遠鏡を作ってしまいました。
そこから得られるデータを使ってブラックホールの周囲で高温に熱せられたガスから発する光(電波)を画像化したのです。
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