ブックオフで買いました。「シュレジンガーの猫」という有名な例えがあることで、現代物理学(量子力学)と猫はとても仲良しなのですが、犬とも相性が良いのかと不思議に思い、手にとって「はじめに」を読んでみました。
たとえ話には違いないのですが、犬と物理学者の会話を通して、犬の目線で量子力学を読み解くという斬新な解説本でした。それでも理解できたのは半分くらいかもしれません。アマゾンで評価を見てみると★5つで「分かりやすい」というものでした。誰が読者なのか?
理解できたものに〇、理解不能に×、理解は難しいが雰囲気でわかったつもりに△をつけてみると、
第1章 波動と粒子の2重性 〇
第2章 ハイゼンベルクの不確定性原理 〇
第3章 コペンハーゲン解釈 △
第4章 多世界解釈 △
第5章 量子ゼノン効果 ××
第6章 量子トンネル効果 〇
第7章 量子もつれ ×
第8章 量子テレポテーション △
第9章 仮想粒子と量子電磁気力学 △
第10章 量子物理学の乱用 ◎
半分というか、ほとんど分かっていないのが現状です。分からなかったから理解するまで読むということはありません。自分の分からない世界を分かる人たちがいるんだなぁ、とため息をついて、オシマイです。
最後の、量子力学の乱用は、今日からでも役に立つ情報です。すなわち、「量子力学という一般常識では理解できないものを逆手にとった詐欺」の話です。そういう輩はたくさんいる、実例を示すから注意せよ・・・というお話です。
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